本日はWindowsXPでしか動かないシステムのご相談。
WindowsXP+カードリーダーでプリペイドカードやポイントカードの読み書きをしていたのですが、パソコンが壊れてしまいどうにもならなくなってしまったとのお話でした。

WindowsXPの起動画面。懐かしいですね!
このカードリーダーを使えるようにしたい。

幸い予備として同様のパソコンを取っておいたとの事で、こちらへデータおよびプログラムをコピーして作業を進めます。単純にコピーしただけでは簡単に動かないのがこの手のアプリ。

プログラムの一覧。動かすにはプログラムやデータの解析が必要。

XP時代はiniファイルと言われる設定ファイルに情報を書き込んでいたことが多いので、こちらを頼りに解析を進めました。本当は元のソースプログラムがあれば良いんだけど、どうやらこのアプリを作った会社はすでに無くなってしまったとの事でした。iniファイルによる設定、懐かしいなぁ。自分もいろいろやった記憶があります。最近のWindowsでも使われますが、ほぼレジストリなどに置き換えられているためそうなると解析が困難な場合があります。
iniファイルを解析しCOMポートなどの設定を見直して新しいパソコンでつじつまが合うように設定してやりました。

動きました!!今まで全く反応がなかったカードリーダーを認識し、「カードを入れてください」と表示されています。これでまだまだ業務継続できますね!

今回はこれで良しとなりましたが、この先このパソコンも壊れた時を考えると、「仮想化」がベストな選択肢であると思います。Windows10の中でWindowsXPを動かしカードリーダーを動かす。そうしておけばパソコンが壊れても別のパソコンでいつでも動かすことができるわけです。

以上、ITトラブル解決のプロフェッショナルMobileDockでした。